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2012/11/10

こんぴら狗

 金毘羅さん

お守りにも

色々あります

 

 

 

その中の一つをご紹介

こんぴら狗

 

 

 

 

 

江戸時代

庶民は旅行を禁止されていたが

神仏への参拝場合は大丈夫だったそう

 

数ある神社仏閣のなかでも

伊勢神宮への参拝の旅は特別で

庶民にとって一生に一度の夢であり

「お伊勢参り」と・・・

 

それに並び

讃岐の金毘羅大権現(金刀比羅宮)

への参拝の旅も

人生の一大イベント

 

 

当時は

江戸を中心とした

社寺への参拝の旅は大変なことで

当人に代わって

旅慣れた人が

代理で参拝に行くこともあったそう

 

 

旅を途中で諦めることにした人が

道中で知り合った旅人に

旅費と初穂料(お賽銭)を託し

代参してもらうこともあったようです

 

 

金毘羅大権現への代参で有名なのが森石松

清水次郎長(山本長五郎)の代わりに参拝し

預かった刀を奉納したと伝えられています

 

実は、代参をしたのは“人”だけではなかったのです

「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が

飼い主の代参をすることもあったのです

 

袋には

飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費

などが入っていました

 

犬は

旅人から旅人へと連れられ

街道筋の人々に世話をされ

目的地にたどり着いたのです

 

金毘羅大権現へたどり着いた犬も

そんなのどかな風習により

立派に務めを果たせたとの事

 

この「こんぴら参り」の代参をした犬は

こんぴら狗

 

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